電子メールによる募集という、初めての試みで行われた「Internet Photo Competition 1996」は、その特殊な受付方法にもかかわらず、216作品の応募がありました。日本のみならず、アメリカ、メキシコ、イギリス、シンガポール等、海外からも51作品の応募があり、国際色豊かなコンペティションとなりました。
| 賞 | 作者名 | 作品名 |
| グランプリ | WAXIMA | From the past |
| 準グランプリ | 谷本周也 | Traffic in Himalaya |
| IPMJ読者賞 | UKIKO | silent rush hours |
| FUJIFILM賞 | Matarrosas | Volando bajo (flyng down) |
| 三浦印刷賞 | UKIKO | silent rush hours |
| インターネット マガジン賞 | 野田 亮 | 見果てぬ夢、景観へ |
| ネットランチ賞 | 田村知章 | ドムトールンからのハウステンボス・パノラマ |
| ActPlanNet賞 | 福西 博 | 大震災による交通遮断 |
| IPMJ年度賞 | M.MIYAZAKI | =JAH-RAH=(IPMJ No.2掲載) |
デジタルで画像が変わって欲しいという期待を持って審査を行った。結果的にグランプリ受賞作品は今までとは違ったイメージの作品で、よかったのではないかと思う。それとは別に、やはり写真というものは、もとが良くなければ駄目だ、ということもよくわかった。デジタルがひとり歩きするのではなく、アナログと手を繋いで、キャッチボールしながら作り上げていかなければならない。頼るのではなく、便利な機械のひとつという位置付けがよいのではないかと考えている。
デジタルで写真を処理するということは、何度でもやり直しが出来てしまう難しさがある。写真は、一瞬の感動を凝縮したタマゴをいつ割るか、というようなものだが、やり直しが出来すぎてしまうと、そのタマゴがうまく割れない、傷が入ってしまう、という危険もある。今回のグランプリ作品は、イメージングの部分がしっかりとしていたと感じた。作品全体では、写真をスキャニングしただけの作品も多く、2つの方向に分かれていく、象徴的な第一回ではなかったかと思う。
写真は、基本的には瞬間のビジョンであるし、ルポルタージュの重要性も無視できない。そういった意味では準グランプリの作品は、とてもいい形でとらえている。グランプリの作品は、技術レベルも高く、大変よい結果になったと思う。ただし、全体をみると、まだまだレベルの差は大きい。それから、やはり写真は写真なんだな、ということも強く感じた。後で作り事で、という訳にはいかない。写真は、アートの中でも独自のものである、ということを再認識させられた。
審査風景
撮影には、富士フイルム社製小型デジタルカメラ「NewDIJE DS-220」を使用しました。(展示風景、表彰式とも)

グランプリ受賞のWAXIMAさん
受賞者のみなさんと関係者で記念撮影
| ノミネートNo. | 作者名 | 作品名 |
| 01 | GORDON | 黄昏の帰宅 |
| 02 | Jeff Rifleman | San Francisco Topside |
| 03 | Matarrosas | En camino (in the way) |
| 05 | Steven Hirsch | New York New York |
| 06 | Tim O'Meara | Traffic |
| 08 | YURIKO | 静寂の刻(とき) |
| 09 | キムラアツシ | GRASS AND GO |
| 10 | ともゆき | 天国への階段 |
| 11 | 磯川みゆき | Sky Bridge |
| 13 | 荒井善昭 | 横浜 21:00 |
| 14 | 阪井三智江 | 高速道路、または天の川 |
| 15 | 重田信夫 | 新幹線でくつろぐ兄弟 |
| 16 | 森岡毅行 | 穏やかな夕刻 |
| 17 | TAKA SOYAMA | TRAFFIC MAKER |
| 18 | 大井宏友 | 放置 |
| 20 | 中江智紀 | 午後の車窓を |
| 21 | 中江智紀 | 船上から |
| 23 | 田淵 篤 | Traffic (Japanese Traditional Version) |
| 24 | Fujimoto | 生活の道 |
| 25 | 梅津郁朗 | 島の思い出 |
| 26 | 梅津郁朗 | まちぼうけ |
| 28 | 秋元千代翅 | 捕食 |
| 30 | 齊藤宏之 | 雨上がり |