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インターネット暗室入門

 モノクロブームと言われ、女子高生も鞄にレンズ付きモノクロフィルムを忍ばせる昨今だが、その現像を自分でしている人は、ごくわずかなのではないだろうか。しかしモノクロは自家現像してこそ味が出るもの。実際に現像・プリントのやり方を教えてくれるホームページを紹介しよう。


Crow Hill Laboratory

武田元彦さんのページ。フィルム現像の基本からピンホールカメラまで幅広いジャンルを網羅している。ご自身も最近写真を再び始めれらたばかりという事で、読者と一緒に学んでいこうというページになっている。プリント入門のページなどには写真も入れられ、分かりやすく図解されている。また、自作引き伸ばし器への挑戦記事なども面白い。

Hiro's Rainbow Eye

大井宏友さんのページ。暗室作業全般を扱っている。おそらく日本で最初に出来た暗室講座だけあって、内容は充実。大井さんは千葉大学工学部画像工学科の学生ということで、その内容は基礎からしっかりと丁寧に書かれている。入門編発展編に分かれ、入門編ではフィルム現像からプリントまでを、発展編ではファインプリントの王道とも言うべきゾーンシステムについて解説している。

中江智紀ホームページ

中江智紀さんのページ。暗室作業の中でも薬品・感材にスポットを当て、楽品を自分で作る際の処方、フィルム現像の際のデータシートを掲載している。最近では少なくなったが、もともと現像に使う薬品は自分で処方するものであった。一般に市販されていない特殊な処方も掲載されているため、いろいろ実験してみると面白いだろう。また、ギャラリーも充実している。


Reported by Yuichi Shindo.