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8月10日 バンクーバー―プリンスジョージ―
結局、一睡も出来なかった。
同行者の都合でスケジュールの変更を余儀なくされ、その対策に時間が費やされた結果、準備を始める時間が遅れ、原稿のとりかかり時刻が遅くなり、アップロードの時刻が遅くなり、で、結局、大汗を書きつつスカイトレインの駅へ向かう羽目になってしまった。
それでも、IOさんの弟の所でシャワーも浴びれたし、コインランドリーで洗濯&乾燥が出来たのは大助かりだった。
朝の5時過ぎに、バックパックだけでなく、14kgほどのゴムカヌーと1kgのパドル等を詰めたバックを手に抱えて単独徒歩で出発。
汗だくになりつつスカイトレインの駅まで歩き、1.75ドルでメイン駅へ。
再びバスデポに。
いよいよ、45時間と言われるホワイトホースまでのバス旅の始まりた。
ホワイトホースまで一気に行くのかと思っていたのだが、プリンスジョージとドーソンクリークで乗りかえることになる。料金は、パスの範囲なので追加はない。
乗車受付が0710からなので、カプチーノスタンドでカプチーノのマフィンとバナナブレッドを購入。構内のベンチで食した。計6ドルくらいだったと思う。空腹の身に、カプチーノがしみいった。
重い荷物を持ってきたので、手が振るえ気味。
それでも原稿を書く。
壁のたずね人の貼り紙がちょとブラック。
バスは、定刻ちょい遅れの0735に発車。
私が自ら付けたタグの間違いを指摘され、正しいタグを持ってきてくれた、なんてこともあったけど(単なる色違いだと思っていたのだが、良く見たら行き先の州名が書いてあった。つまり、昨日も間違えていたわけだ)、遅れたのは私のせいではないよん。(アルバータ州と書いてあるタグの目的地にホワイトホースと書いていれば、ばっかでーい、ということとなる)
発車前に、ゲータレードオレンジのボトルを自動販売機で買い(2.25ドルで、600cc?)、ボトルの口が広かったので、日本から持ってきたお茶のペットボトルに移し換えた。移しかえればペットボトル用のストラップホルダが使える。
まずは、とにかく眠ることにする。
寝たり起きたりを繰り返し、バスも時々停車し、プリンスジョージを目指す。
車内はエアコンがききすぎ気味で、冷やさないように注意が必要。
窓の外には雄大な大自然。
すこぶる気分がいい。
乗客は、昼食ストップまでに20人以上になっていた。
日本人は、私以外にもうひとりいる気がするが、特に交流はない。乗車前に、バスの写真を撮っていた私に、一緒に写真を撮ろうかと声をかけていただいたのだが、突然のことだったので意味がよく判らず(私が撮ってもらうことなどないし)、うまく返答でなかったので、日本語が少し出来るアジア人だと思われたのかも知れない。今回私の容姿は「オカマのタイ人」らしいし。
昼食ポイントには1320から30分くらい停車していた。
その間に、コーヒーとターキーサンド(正確にはいくらだったか判らないけど、10ドル札を出して、5ドル以上おつりをもらえた)を買い、ちかくの小川の木製の橋の上で、川を眺めながら食した。
うまい。(コーヒーについては、多くを期待してはいけないが)
車内で何度も寝たり起きたりを繰り返し、最後には別の乗客に起こされ、(長距離バスのくせに!)定刻の2015にプリンスジョージに着いた。
まだ陽が沈んだばかりで、辺りは昼間のように明るい。
バスから荷物を出す作業が行われていたが、私を含めた数名分は係員が出さなかった。(もちろん、自分で出すことは出来る)
これは、飛行機の預け荷物と同じく、最終目的地まで持って行ってくれるのだと解釈して(ユーコンというタグを渡された説明がつくし、そうでなれば呼び出されるだろう)、そのままでバスデポの外へ出た。
周囲には、郊外型のショッピングセンターが多くあり、周囲を巡った後、そのうちのひとつのスーパーマーケットへ入った。
すごい食材の種類と量だ。何もかもある。寿司巻き用グッズ類や海苔、ワサビも充実していた。
ミネラルウォーターとスナック菓子とクッキーで10ドルちょっと。高いと思うなかれ。量が馬鹿みたいなのだ。おかげでスナック菓子の口を止めるクリップまで買ってしまった。
店を出たら21時で、雲が茜色に染まっていた。
しばし、駐車場の縁石にこしかけてたたずむ。
バスデポに併設されたレストランへ行ってもよかったのだが、手間ない道の反対側のウェンディーズハンバーガーへ行ってしまった。6ドル強のチキンバーガーのセットを買い、外の木製のテーブルセットで闇になってく通りを眺めながら、ゆったりと食す。
時折声をかけられるが、面倒なので、英語が出来ません、と逃げる。
22時過ぎにバスデポへ戻ってきたのだが、次に乗るドーソンクリーク行きは2359発、0550着である。
読書をしたり、原稿を書いたりして過ごした。
ちょと気になったので窓口に確認したら、やはりドーソンクリークまでのチケットは新たに発行してもらう必要があり、パスを提出してサインをした。乗るバスごとに、一枚づつ切っていくようで、この先、ドーソンクリークでも必要だろう。早く気がついてよかった。
ドーソンクリークについては、手元のガイドブックではまったく情報がない。場所だけ記してあるだけだ。
なんと、バスはほぼ満席だった。
自分の荷物が確実に積み込まれているか確認してから乗り込んだら、すでに男性の横はふさがっていた。
おばちゃんの隣をお願いしたら別の女性がかわってくれ、私はひとりで横並び席2席を独占したのだが、結局出発前には太ったおばさんに座られてしまった。
バスは定刻に発車し、車内の明かりはすぐに消された。
おやすみなさい。

バンクーバーの朝

スカイトレイン駅

スカイトレイン車内

バスデポ外観

チケット売り場

チケットと朝食

バス乗り場

荷積みの様子

車内はこんな感じ

サンドイッチっすね

プリンスジョージ、バスデポ内

バスデポ外観

プリンスジョージ夕焼け

ウェンディーズで食す