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4月16日 黒島−竹島

 朝は6:15起床。寒さで時折目を覚ましたり、正面に寝ながら楽しめる朝焼けを眺めたりしていたので、目はもっと早い時間に覚めていた。昨夜は、星も大変美くしゅうございました。
 今日も風もなく、程よく晴れている。
 極楽極楽。
 身仕度を整え、大里の港へ。
 漁船が網から魚を外していたので眺めていたのだが、大量のエイ、ブダイ、ミズイカ、その他もろもろ、といったところ。
 湾内には、様々な魚が群れていて、でけーウマヅラやアジも群れていたりしたのだが、今回は釣り具を持ってきていない。ハリセンボンやハコフグの群は、上から見ている分には可愛いのだが、釣り人にはにっくき餌取り。
 船は、8:20頃入港し、8:40頃に出港。
 私は竹島までなので、930円なり。
 乗り込んだら、即座に充電の手配。
 硫黄島では、3年いた先生が転任するということで、送迎のセレモニーが行われていた。小中学生が合奏する曲が、なぜかサンバで踊りつきで楽しい。みしま側で流れるほたるの光の白々しさよ。
 車を積むのにてまどったため出港がやや送れぎみになり、次々とマイクを手渡されて一言ずつ呼びかけるさまは、なんだかとてもいい光景だった。
 さて、私の竹島入りは、11時を少し過ぎたあたり。
 少し早いとは思ったけど、竹島には商店はないので、船内で「カップどんべえ」とクッキー(どちらも船内販売)の昼食を済ます。そういえば、としまはカト吉の冷凍麺自動販売機で、よかったよなぁ。
 そうそう、この「みしま」は、フェリーとしまに対抗すべく、新しくなるのだという。フェリーとしま程ではないらしいが。
 竹島に着き、まずは、役場の出張所を目指してレーザーGo!
 途中、学校に勤める方の車に乗せてもらって目的地到着。
 ところが無人。
 同じ建物内にへいせつする郵便局員の話では、所長は船付場だという。
 辺りを散策しつつ、しばし待つ。
 散策中、裏から学校に紛れ込んでしまい、授業中だったので大いにあせる。
 役場の出張所には、キャンプ場の使用許可をとるのが目的だった。
 所長がようやくさがしだしてきた書類にサインすると(無料です)、キャンプ場まで乗せて行ってくれるという。ここから2.5kmだそうな。
 ありがたく、乗せていただく。
 なんでも、キャンプ場利用者は一年振りくらいらしく、どんな所かと不安になりつつ行ってみると、これがなんと、むちゃくちゃ立派じゃないですか!
 炊事場もトイレもきれいだし、大きな焚き火スペースや展望台、遊具まであります。
 最近電灯が故障したとかで、懐中電灯を貸していただけました。 (使わないけどね)
 洗濯物を干し、ザックを残し、身軽になり、おやつを持って散策出発。
 結局、夕方まで島じゅうをレーザーでかけまわりました。
 へとへと。
 おすすめは、いきなり最初に訪れた篭(実際は旧字。Poket IME97は馬鹿なので出ない)港。
 垂直な崖に400段(案内版によるもの。役場の人は300段だといい、私が数えたところ、真ん中だけで150段あったから、400段弱だと思う)の石段がついていた。
 はっきり言って、泣けます。
 高いところだめだめな私だけど、覚悟を決めて降りた。途中、一度でも止まったら動けなくなりそうだったので、必至必死。
 石段は途中に踊り場があり、3つに別れているのだが、狭く急なので(私の軽登山靴はみ出ます)、途中で足を滑らせたら簡単に死ねるような気がする。
 降りたら膝がくがく状態。見上げておおいにうんざりする。
 この港は、遣唐使の時代に難破船がつくなど、歴史があり、また、案内版によると、シケの時は「みしま」をこの沖に停泊させ、ハシケで行き来させるそうだが、いくらなんでも今はないだろう。
 天然の防波堤状態の岩礁がいい感じだ。
 島の端まで巡った後、集落へ行くと、下校途中の小学生に遭遇。どの島へ行っても、私の乗るレーザー(キックボードと呼ばれることもある乗り物)に興味を示さない子供はいない。
 それをダシに、飲料を買える場所を聞き出し、案内してもらう。実は狙いはビールなのだが、そのお店(というより民家)は扱っていなかった。酒は隣りだという。
 しかたなくジュースを買う。もちろん子供におごったりはしない。
 酒を扱う民家は畑に出ているとかで留守だった。
 周囲を散策しつつ帰りを待つが、なにせキャンプ地まで2.5kmもあるので、待ちきれずにキャンプサイトへ戻った。
 夕日には十分まにあい、焼酎を飲みながら原稿を書きつつ夕焼けを楽しむ。
 食事は、ごはんとスパゲッティ。
 今日もよい一日でした。
 寝たのは20時頃かな。風もなく、星が美しかったです。


朝の大里港。手前は恨めしそうなエイたち。水族館で見ると可愛いんだけどね


車はこのようにして船に乗せます


硫黄島の港にて。サンバのリズムで送別会


やっぱ、紙テープでしょう


竹島のキャンプサイト。奥に見えるのは硫黄島。これはキャンプ場内の展望台から撮影


縦位置で失礼。崖につけられた階段、わかりますか?


こういうのが3セットもある


カラスって、ついてくるの知ってます? いつの間にかこんなに増えてました。旅のお供?


竹島港の透明度。湾内にはハリセンボンがうじゃうじゃ。見えますか?


竹島はほとんど竹ばかりですが、こんな立派なガジュマルも


夕日っすね