TopMenu / DO-YAH Menu

6月23日 対馬島−壱岐島−大島

 起床は6:30。天候は、今にも雨が降りそうな気配。
 朝食もとらず、急いでテントを畳んで歩き出す。
 一番近い高浜のバス停へ行くと、7:39までバスがないことがわかった。20分もあるので、バス停ひとつ分歩くことにする。
 徒歩後、バスで厳原へ行き(450円だったので、80円分歩いた)、さらに1km歩いて港へ。
 壱岐島へ行くことにしたのだ。
 壱岐島の芦辺港まで、9時発のフェリーで1,870円也。11:15に壱岐島に着いた。
 ターミナルで今後の計画を練っていると、ついに雨が降り出した。おまけに土砂降りである。
 現在11:30。ISDN公衆電話からアップロード。


朝の様子


フェリーは壱岐を経由して博多へ行く

 フェリーターミナルの近くにあるダイエーで食料と弁当を買い込み、フェリーターミナルに戻って雨宿りしながら食事。
 悩んだ結果、バスで郷ノ浦町へ行くことにした。
 14:02発のバスは、をいをいな狭い道路をゆっくりと進み、14:40頃に目的地に到着。730円だった。
 雨は小降りになっていたので、徒歩でこちらのフェリーターミナルを見に行く。博多に戻るのは、ここを出るフェリーに乗るのだ。(後日談だけど、実はこれは勘違い)
 途中、壱岐南西部にある3つの島(通称「みしま」)、大島、長島、原島への船が出ている桟橋を通りかかったが、船は丁度出たところだった。次は17:40だという。

まったくひどい雨!

 フェリーターミナルにしばらくいたが、雨はやみそうにないので、歩いて郷土資料館へ行った。
 途中から土砂降りになり、かなりひどい状態に。
 郷土資料館は200円で、衣服が乾くのも狙って17時までねばってしまった。展示にビデオが多く、全てを見るのに時間がかかるのは好都合だった。
 17時には、雨はあがっていた。
 市街を通り抜け、みしまへのフェリー乗り場へ。
 フェリーとはいえ、乗せられる車は2台だけの小さな町営船。400円払って大島まで行くことにした。

 大島へは、対岸の壱岐島渡良浦を経由し(なんと停泊時間10秒!)、原島、長島、大島の順に着岸した。
 大島着は18:30で、船はそのまま大島泊まりとなる。
 天候は小雨。
 徒歩で600m離れた大島海水浴場へ行った。
 そこは、小さいながらも美しい砂浜で、トイレやシャワーが完備されているのだが、使えるのは夏だけ。水も出なかった。目の前には、壱岐島がよく見える。
 今日は、ここの屋根の下で眠ることにして、米を水に浸した。


大島の港


本日のキャンプポイント

 それはいきなりやってきた。
 吹き込む霧雨に悩まされながら読書をしていた19:30の少し前。ふと顔を上げると、対岸の、それはつまり大島から見える壱岐島なのだが、その海岸線が茜色に染まっていた。
 おそらく標高30m程の稜線に、上空から薄い雲がおりてきていた。
 水平線すれすれにのびた赤い太陽の光は、稜線に当たり、それがさらに雲に反射していた。
 おそらく、30秒くらいの現象だったのだろう。あわててカメラを準備した時には光はずいぶん弱まり、なんとも都合の悪いことに、そのコマがそのフィルムの最後だった。

デジカメでは写らんだろうなぁ

 風と雨が止んだら、蚊の大襲撃となった。蚊取り線香は焚いているし、虫除けスプレーもしていたのだが、どうにもたまらん。
 早々に食事を済ませ、蚊除けとして屋根下にテントを張った。
 持ってきているテントは自立しないので、ベンチにロープでくくりつけたりザックを重しにして対処した。
 あとは、テントの中で小さな明かりを頼りに読書をして、23時頃眠りについたのでした。