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まとめ

北の大河、北上川
 水質は、まぁこんなものかな、という感じでした。
 盛岡以南は、割と集落の近くを流れていますので、仕方ないところでしょう。ただし、整備された護岸に囲まれている印象は少ないし、両岸を木が覆っている区間が多いので、目に入る人工物は少ないです。
 魚影は濃いです。
 50cmくらいありそうな魚(鯉かな?)が跳ねたり、浅瀬を背びれを見せながら遡ってく魚に出くわすこともありました。
 鳥は、カモ類、サギ類はどこでも沢山いました。北上以北はカッコウの声が多く聞かれ、それ以南はウグイスが多かったです。
 カワセミは見かけませんでした。

個性的な清流、砂鉄川
 水質は申し分ないです。
 特に上流部は、水深2mくらいありそうな淵の底に群がる魚が観察出来ました。
 ただし、概ね浅く、ファルトの限界でしょう。ポリ艇の方が断然楽しめます。
 げい鼻渓の堰を過ぎると、水はいったん濁り、臭いもありましたが、2kmくらい下ると、普通のレベルになりました。透明度はかなり落ちますが。
 出発してしばらくは、狭い渓谷をぬって川は流れます。
 川幅は、せいぜい5mくらいでしょう。
 ブラインドになっているコーナーもあり、そういう先に倒木があったりして、注意が必要です。しかも、この区間には道も民家も全くなく、砂の狭い河原以外は上陸が不可能(上陸しても民家に辿り着けない)なので、十分注意して下さい。
 鳥は沢山いますが、大東町のパンフレットによると、全国からハンターが集まってくるそうなので、カモ類には、下手に近づかないほうがいいと思います。
 カワセミが沢山いました。
 魚は、これでもか、というくらいいましたが、釣り人は皆無でした。鮎は解禁前ですし。
 上流部では、艇の上からモリで突けそうなくらいでした。ここまで魚影が濃い(しかも上から見える)川は、他に知りません。人が入り込めないからでしょうね。
 河原は重い砂で、かき回してもあまり濁らず、キラキラと光を反射してすぐに沈みます。
 朝は、河原の砂に染みた朝露が光を浴びて湯気を上げていて、美しかったです。

列車旅
 出発時のガラガラ(キャスター)によるトラブルはあったものの、概ね快適でした。
 最後、東京駅から新宿御苑駅までの間、大荷物でご免なさい、状態でしたが。(17時前なのに混んでました)
 新幹線は、往復自由席でしたが、艇のザックをシートの上に置いても問題ないくらいガラガラでした。途中検札もありませんでした。
 ローカル線である北上線、大船渡線は、学生の通学に合わせて運行されているらしく、車内は学生でいっぱいです。視線に耐えるように。

ファルトボート旅
 今さら語るまでもないですが、快適です。
 艇については、問い合わせをいただきますので、以下に解説してみました。

ファルトボートって何?
 組立式のカヤックです。
 カヤックとは、カヌーの一種で、腰から下が覆われるタイプの艇です。普通、カヌーと言えば、オープンデッキタイプのカナディアンカヌーを想像される方が多いと思いますが。

値段は?
 一人乗りの艇の場合、15万円〜30万円くらいでしょうか。
 私が使用しているのは、カナダのフェザークラフト社のKlight+という製品で、30万円近くします。
http://homepage1.nifty.com/faltboat/
で、詳しく解説されている方がいますので、ご覧になって下さい。

構造は?
 アルミのフレームを船体布で包んだ構造が基本で、フレームには、木やファイバーポールを使った製品もあります。
 重さは、13kg〜20kgくらいでしょうか。
 艇以外にも、パドル、PDF(ライフジャケット)などが必要で、各2万円くらいします。
 初めてみようかな、という方は、ご連絡いただければいろいろアドバイスしますよ!