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6月8日 北上−平泉−一ノ関−摺沢

 やっぱり起きたら8時だった。
 昨日は早寝するつもりが、公園の21時のメロディに起こされ、結局その後寝付けたのは0時過ぎだった。メロディは、朝6時にも流れて起こされた。
 いつもの朝食をとり、出発は9:30。ま、いいとこでしょう。

 出発してすぐに、パドラーには結構知られた(というか、北上川を下るには知っておかなければならない)堰がある。死人を出したこともある、本当に嫌な存在だ。
 一見、左側が水路になっていて通れそうに見えるが、行ったら最後、艇は確実に大破、命あればラッキーでしょう。
 後学のためにと、下流に向かって左側に艇を寄せて見に行ったのだが、行かない方が賢明です。滑りやすくて上陸しにくい上に、その後漕ぎ上がるのが大変。
 この堰は、一番右側を通りましょう。
 堰越えで疲れてだらだらしていたら、そのすぐあとの瀬がなかなかでした。複雑な渦があって、危うく沈するところでした。帽子が飛ばされるレベルで楽しかったけど。
 後は、たいした瀬もなく、だらだらと漕ぎ下る。
 途中、いくつかの休憩と、昼食は水沢近くの河原でとりました。
 お馬鹿なことに、水を入れてきたペットボトルと、飲み物のボトルを間違え、ビタミンウォーターでご飯を炊き、インスタントみそラーメンを作ってしまいました。
 ご飯はまだしも、みそラーメンがすごかったです。麺に甘味がしみ込んでいるところへ、みそスープ。
 なんとか吐かずに食いましたけど。

 平泉到着は15:10。橋を越えて右、新しい橋の工事が行われている先の河原に上陸し、急いで濡れものを広げる。
 この後バラしてパッキングし、次なる目的の川へ向かうのだ。乾けば乾くほど軽くなるのだが、日が陰ってしまった。ちなみに、今日ここまでの天候は晴時々曇で、最高のツーリング日よりでした。やや風があったけど。
 原稿を書いたり昼寝したりして16時すぎまでだらだらし、ようやくバラしにかかる。
 思ったより乾いた。
 平泉駅までは徒歩20分。そこから電車に乗り、一ノ関経由で大船渡線「摺沢駅」へ向かう。
 大船渡線の脇を流れる北上川の支流、砂鉄川を下るのだ。ただし、交通の便を考えて、北上川と合流手前の「陸中間崎駅」付近までだけど。

 現在17時。
 平泉駅前にISDN公衆電話があったのでアップロードします。

 平泉17:26発、一ノ関17:36着、一ノ関18:00発、摺沢18:43着と乗り継ぎ(740円也)、ちっぽけな無人駅へ降り立つ。
 陽は暮れているものの、まだまだ明るい。
 駅から砂鉄川までは15分くらい歩いた。
 浅い。
 そこから少し下流に歩いた所の河原をキャンプサイトに決めた。水面から50センチくらいしかないけど、そこしかよさそうな所がなかったので仕方ない。
 テントを張ったら闇になってしまった。
 明日のために艇を組み立てる。
 うーむ、この浅さで、艇を壊さないで無事ゴールまでたどり着けるのだろうか。
 ご飯を炊き、レトルトカレー等で食事をし、集落に流れる21時のメロディを聞いた後、眠りについたのでありました。
 星、美しかったです。