TopMenu / DO-YAH Menu

1月3日 竹富島−石垣島−小浜島

 昨夜は結局コンドイビーチの休憩所の軒下に、21時ころ寝て、起きたのは6時半頃。
 天候は曇り。ちょっと朝焼け。
 ビーチの冷水シャワーで久しぶりに身体を洗う。気温は20度もない。さすがに冷水では寒い。
 シャワーの間にカラスに荷物を襲われ、インスタントラーメンとレトルトカレーがひと袋づつやられた。レトルトカレーは軽くないのに、よく持って行ったものだと関心する。もしかして、猫との混成軍?
 コーヒーとバランス栄養食で朝食を済ませ、8時ころ出発。海岸をひたすらてくてく歩く。海の透明度は申し分なく、波も穏やか。時々小魚の大群を見掛けた。浜と水平方向に幅2mくらいの群が、100m以上も続く。
 現在、9時10分。
 「この先2.7km、海岸より戻る道がありません。海中に沈む海岸もあるので、この先は歩かないで下さい」と書いてある看板を過ぎると、なるほど、海岸がない。
 よく見ると、潮が引いている途中なので、しばらく待てば進めそうだ。
 で、待っている。
 まずは、ここから送ります。(携帯電話による)

 さぁ進める、と、歩き出すと、しかしそのすぐ先でまた進めなくなってしまった。そこでも、おそらくもっと潮が引けば行けるのだろうが、じっと待つのは絶え難く、引き返すことに。
 カイジ浜まで戻り、海岸から離れて島の中心へ向かう。
 てくてく歩いて散策。民芸館などを見学する。
 観光客の姿が多い。観光用の水牛車とすれ違う。
 天候は曇ベースながら、時折日射しも出る。日に当たると暑く、海に飛び込みたくなる。
 11時頃に、昨日行けなかった(店の人が成人式の準備のために留守にしていたのだ。ちなみに、こちらの成人式は里帰りに合わせて1月3日に行う)、竹の子という店でそばを食う。500円と、観光客向けプライス?
 そこで原稿を書きつつしばし停滞。
 特にやることもないので、ビジターセンターを見学後海岸へ出、浜づたいに港へ徒歩徒歩歩き出す。
 と、小雨。
 アダンの下で雨宿り。たぶんじきに止むだろう。
 12時の音楽が聞こえる。
 ここからアップデートしますか。写真もね。

 その後、歩いたり雨宿りしたりを繰り返し、13時ころ船付き場へ到着。13時15分の船で石垣へ戻った。所要時間はたったの10分。
 時刻表を見ると、14時に小浜島行きの船が出ることが判り、すかさずチケット購入。
 近くの釣具店で飲み物とインスタントラーメンを仕入れ、船乗場にいると、突然声を掛けられた。
 え? と、すぐには判らなかったが、なんと、彼は前回の旅で奄美大島の小浜ビーチにいた徒歩の旅人ではないか。
 なんという偶然。
 彼は、流れ流れて、現在は石垣島の白保で6月までの契約で農業をやっているという。たまたま今日は買い物に来ていて、もしかしたら誰かいるかも、と、離島桟橋へやってきたのだ。で、彼の狙い通り私がいたと言う訳だ。私がコルセットしていたせいですぐに判ったとのこと。いろいろ役に立つものだ。
 14時の小浜行きの船が出るまで、色々離島情報をいただいたのだが、それは割愛させていただく。聞きたい人は直接あきらけいへ。
 小浜島は、ヤマハリゾート「はいむるぶし」がある島で知られているが、基本的にはのどかな南の過疎の島である。石垣からは高速船で30分だ。
 面白かったのは、船が小浜港に近づくと、船内にアナウンスが流れたこと。八重山の中で、この航路だけではないだろうか。でも、乗客にリゾートな人は皆無だったけどね。
 島へ着いたらすごい雨が降り出し、港の待合所の下で停滞。これを書いている。屋根しかないので、かなり吹き込んできて辛い。
 まぁ、そのうち止むでしょう。
 暇なので、送信するかな。(携帯電話で)

 雨は40分ほどでやみ、てくてく再開。
 島の中心部へ向かう。
 途中、小学校ではパークゴルフの大会が開かれていて懐かしかった。
 パークゴルフは、ほとんどの人には馴染みがないと思うけど、ゲートボールくらいのサイズのボールを使ったパターゴルフみたいなもので、十勝平野の芽室町が発祥。ゲートボールも芽室町発祥なのだが、二匹目のドジョウ狙いか。私が十勝に住んでいた時は、中札内村にもコースがあったし、区の大会もあったので、何回か遊んだことがある。腕前は、聞かないでくれたまい。
 そんなわけで、とても懐かしかったのだ。
 中心街でみつけた食料品店で少々買い物し、その祭に、島に掲げられている「祝、忍くん紅白初出場」の横断幕のことを聞いてみた。なんでも、先日のNHK紅白に出場したグループのメンバーに、小浜島出身者がいたそうで、納得納得。
 その後、食堂でやきそばを食べ、西を目指す。
 途中、軽トラックに乗せてもらって、16時半くらいに西の外れの港へ到着。お隣の西表島までわずか2km。マンタ出没ポイントで有名なヨナラ水道だ。
 そこから浜づたいに北東方向へ延々歩き、疲れ果てて現在浜にシートをひいてゴロ寝して、これを書いている。
 夕焼けず、日も沈んでしまったようだ。(18時10分)
 さて、どうしようか。
 ところで、今夜Niftyでチャットする予定。
 バンドBの5番で、知人とスクランブルかけてやっているけど、PAGEくれたら嬉しい。22時ころからいると思う。
 んでは、送信する。

 でもって、再びてくてく。
 時間的にも、当然ナイトハイク。
 途中、何か細長い物を踏み、ぎゃっとなったら、ハブだった。といっても、車に踏まれてすでに死んでいたけど。それで、ここがハブの島だったことを思い出し、慌ててヘッドランプを着ける。
 やがて小雨が降ってきた。
 30分くらいは無視していたけど、それなりに降ってきたので、傘をさした。辺りはなあんにもなく、牛と、サトウキビ畑。
 とにかく歩く。
 集落を抜ける道ではなく、農道を通って船付場へ向かっていたのだ。あそこには屋根とトイレがあったので、野宿には丁度よいかと。船付場へは、集落を抜ける道の方が近いのだが、同じ道を歩くのはつまらないし、ヤマハリゾートのゲートを見てみたくなって、あえてそちらのコースをとったのだ。
 一時間くらい歩いて、ようやくゲートへ。
 なるほど、こうなっているのか。(さて、どうなっているんでしょ)
 果たして、私は向こう側の人間になれるだろうか? と思い、その後、バックパッカーとの再開に一喜一憂している自分をみつめ、向こう側へは行く理由がないと感じた。
 ゲートを離れ、さらに歩く。
 もう、いいかげんへとへと。
 と、小浜園という看板を発見。国立公園とも、環境庁とも書いてある。買い物の時におばちゃんが言っていた「海岸に水とトイレがあってキャンプができる」と言っていたのはここだろうか。私はてっきり船付場脇の芝生だと思っていたのだが。
 真っ闇なので、ヘッドランプの明かりを頼りに奥へ行くと、屋根があり、近くにトイレもあった。(電気は止めてあった)
 さらに進むとビーチへ出て、ずっと先に船付場の明かりが見える。向こうのトイレは出来たてて美しく、明かりがビーチからも見えた。
 とにかく、と、休憩していると、雨が土砂降りに。
 今日はここで停滞することに決める。海を隔てて見えてはいるものの、船付場までは歩いて30分くらいはかかるだろうし、向こうの屋根は芝生の中の吹きっさらし、こちらは暴風林の脇と、風が吹いた時のことを考えるとここの方が有利だ。
 やきそばを食べたのが遅かったので、飯を炊くまでもないだろう。ビールと缶詰の夕食で十分だ。
 隣の牛が時々うるさいけどね。
 現在、20時10分、今日はこれまで、かな。
 では、後程チャットで。


アダンの下で雨宿り。対岸は石垣島