再開は突然に
那覇の素泊まり2,000円宿は、ちょうど一ヶ月振りの利用。
その民宿で、見覚えのある若者に出会った。彼は、前回私が宿泊した時は、会社の休暇を利用して来ていた旅行者だった。しかし今は、会社を辞め、この民宿に居着いてしまったとのこと。近くのコンビニで深夜のバイトをして食い繋いでいるそうだ。
このように、沖縄の魅力に取り憑かれて居着いてしまう若者は多い。
今回宿泊した日も、20歳前後の若者から「波照間で春までサトウキビの収穫の仕事をしようと思うのだがどうか」といった相談を持ち掛けられたりした。
沖縄の失業率は高い。就職率も低い。それでもこの地に憧れをもつ者は多い。
かけおちだと冷やかされていた若い夫婦は、「糸満市あたりに仕事はないだろうかと」悩んでいた。
安宿の夜は更ける。泡盛の瓶は空く。
歩こう
今回も、かなり歩いた。
久米島に渡ってからは、歩いた、というか、歩かされた。飛行機が多く飛んでいる島なので、交通機関は大丈夫だろうと油断してしまった。バスはあるのだが、時間通りに走っていると考えてはならない。
しかし、歩かなければできない体験もあって、それはそれでよい。
ヒッチハイクでキャンプ場まで送ってもらったのだが、話を聞けて貴重だった。
悲しいリブレット20
いきなり壊れた。
リュックの中だからと、「取扱注意」にしてもらわなかったので、リブレット20の液晶も、モバイルZのタッチパネルも破壊されてしまった。
幸い、全く画面が見られない程ではなかったので、途中からアップロードを再開したが、やりにくくて仕方なかった。気も重いし。
直すのには金がかかりそうなので、次回からまたパワーブックになりそうである。しかし、軽いリブレット20での旅を経験した今、あの重さに耐えられるか?
それなりに
色々書こうと思ったのだが、微妙な話題が多く、結局書けずじまいになってしまった。
最近思うのだが、旅で感じることというのは、その旅人だけのものである気がする。
それは単に、私の文章力のなさからくることが大なのであろうが、この「Do-Yah」は、そうした意味合いから、当初のコンセプトから外れた展開になってしまっている。決して、旅行ガイドブックをやるつもりなどなかったのだ。
そこで、その感じを、どうやったら感じていただけるのだろうか?