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まとめ

 今回の旅は、中国産のワンボックス、運転手、ガイド(26歳の女性)、日本人観光客5人という構成。私以外は上海マニアのような人たちで、外国人が行く観光地にはほとんど行かなかったし、予定らしき予定もなかったので、現場でガイドと相談しながら旅をすることができた。何より、若いガイドから生の声を多く聞くことが出来たのは収穫だった。
 ホテルから直接ホームページを書き換えることは残念ながら出来なかった。部屋の電話にはMODEMと書かれた差込口があり、日本の規格のジャックがささった。
 ダイレクト国際電話の番号80に続いて国番号0081。続いて市外局番の0を外してダイヤルすれば、何の問題もなく日本と話ができる。清算は、チェックアウトの時にすればいい。
 リムネットの東京第一に接続してみたのだが、一番うまくいった時でメール送出中に止まってしまった。コネクトまではいくのだが、回線の状態が悪いらしく、しばらくすると切れてしまう。時間を変えて色々試したのだが、遂に現地からのホームページ更新はならなかった。

変わる中国

 急速な発展を遂げているということは知っていたが、現状は予想を遥かに越えるものだった。ハードロックカフェやインターネットカフェ、フェラーリの実車が展示してあるショールームだってある。毛沢東を知らない子供でも、モスバーガーは知っているとガイドは言う。8.5元もするハンバーガー屋にも、人は溢れているのだ! どちらを見ても高層ビルの建築現場が目に入る。キョーレツであった。

インターネット事情

 もうそれ程珍しいものではないらしい。ガイドは使っているという。街にはインターネットカフェがオープンしていたし、展示会ではインターネット関連が大盛況だった。ただし、一般の人が接続するのはまだまだ先のことになりそうだ。コンピュータは日本より高いし(ほとんどの電化製品は日本より高い。関税のせいらしいが)、プロバイダーとの契約には2,000元が必要だ。これはひと月分の給料に相当する。
 展示会には中高生が多く来ていた。PCばかりで、MACは会場の片隅に空き箱だけが発見された。街でも売っている所を見かけなかった。

車事情

 上海SANTANAと旧型シャレードを多く見かける。というのも、タクシーがこの2車種なのだ。どちらも現地で生産している。上海SANTANAで100万円くらいだそうだ。ちなみに、日本車は関税のせいで400万円以上の値が付いていた。
 道路事情は無茶苦茶で、信号を守る人などほとんどいない。道を渡るには勇気が試される。車、人、自転車、ミニバイク、バイク、その全てが混ざりあって走っている。大きな交差点では警察が中央に立って誘導しているのだが、いないよりはマシという程度。最近はミニバイクが流行っているそうで、50cc未満なら免許がいらないそうだ。中国産のもので5万円程度。日本製は倍以上だそうだ。
 舗装も悪く、しかも中国産の車のサスペンション、シートは劣悪なので、車に乗っているだけでかなり消耗してしまう。中国にも車検制度があって、1年ごとの更新である。

音楽事情

 CDやLDもあるのだが、主流はテープ。都市部では、ヘッドホンステレオを持つ子供たちを多く見かけた。もう、日本にないものはない。

カメラ事情

 ガイドによると、コンパクトカメラが200元くらいからあるそうだ。
 上海のヤオハンでは、中国製の一眼レフが1,000元くらいだった。日本のティアラは2,990元もした。ガイドが欲しがる訳だ。ヨドバシカメラに集まる中国人たちの謎も解けた。デジタルカメラはないようで、DS-7は珍しがられた。少なくとも、ヤオハンにはリバーサルフィルムも売っていたので、E-6処理も出来るようだ。市街地には、コダックやコニカのミニラボが沢山あった。

その他

 とにかく、市街地では、ないものはない。
 ただし、郊外にはなにもない。
 貧富の差が極端になってきているようで、どうもよくわからない。都市部は、排気ガスといい埃といい、公害が問題だ。最初予定していたガイド(同行の人達がいつも使うガイドだそうだ)は、喘息のために案内してもらうことができなかったのだ。
 中国は、とてつもない勢いで変わっている。しかし、それだけに問題も多いようだ。近い国でもあるし、これからも注目していきたい。(私が上海を気に入ってしまっただけだ、という意見もあるけど)
 様々な地域を見てまわったことよりも、ガイドから生の情報を聞かせてもらえたことが、一番の収穫だったような気がする旅だった。

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