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8月13日 ドーソンシティ―イヌービク

 IOさんの知人宅では歓迎され、カリブーの肉やコーヒーをごちそうになった。(もちろんカナダ人ご一家なので、私とはほとんど言葉は通じない)
 普通の流からすると、シャワーを借り、泊めていただくところなのだが、イヌービクへ行くことが可能か相談した。
 結果、行くことに決定。
 IOさんは残り、私とのっぽさんと関西人で行くことになった。
 時刻はすでに2時をまわっており、ガソリンスタンドがあいていないので、そのお宅の方の案内で、地元民用の無人給油所で給油させていただいた。
 何せ、次の給油所まで400kmくらいあるのだ。
 暗い中、気合一発出発したのだが、いきなり道が判らなくなった。
 うろうろしていると、前方から来たパトカーがすれ違い後Uターンして後ろにつき、回転燈をつけた。
 私は、警察官に道をきこう、と、嬉々として地図を持って車を降りたのだが、これはかなり危険な行動だった。警察に止められたら、絶対車を降りてはいけないのだ。反撃されるととられて撃たれてもしかたがない。
 運良く私は撃たれなかったのだが、すぐに車に戻れと怒られた。2台目のパトカーも、すぐにあらわれた。
 道を聞いたり、運転していた、のっぽさんの免許証をチェックしたりして、再出発できたのは3時過ぎ。しかも、我々は反対方向へいっていて、イヌービクへ続くデムスターハイウェイは40kmも戻ったところにあるという。
 気をとりなおして、ただ前進あるのみ。
 デムスターハイウェイを延々12時間。
 運転を交代しながら激走。
 中間点のイーグルプレーンで給油とサンドイッチとコーヒー。
 ここまでにすれ違った車は5台ほどだった。
 道はさらに厳しくなり、ついに北極圏へ。

 ちょと余談だが、これは8/17にテスリン川上を漂いながら書いている。

 途中、2つの渡し舟を利用し、17時頃、ついにイヌービク到着!
 雪を期待していたのだが、そんなものどこにもないし、日差しが強烈で暑いくらいだ。
 ツーリストインフォ兼資料館を見学し、無料のコーヒーをごちそうになった。
 商店で買い物の後、ハンバーガーショップでバーガーとポテトとコーヒーをテイクアウト。
 のっぽさんのチーズバーガーにチーズが入っていなくて、クレームを言うために引き返すひと幕も。
 街にいたのは、せいぜい1時間くらいか。
 帰りも激走!
 と、いうのも、渡し舟は24時間運行ではないので、最終に間に合わないと帰れないのだ。
 しかも、ユーコン準州と一時間時差があることを忘れていて、かなりやばかったす。


ムース肉をごちそうになった


デムスターハイウェイ!


遂に北極圏へ


渡し船


どろどろの車


道路を一時閉鎖して飛行機が着陸


イヌービクのビジターセンター


メインストリート?


奇妙な看板と奇妙なワタシ


渡し船


またまた渡し船


渡し船と夕日