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8月11日 ―ドーソンクリーク―

 朝日だ、と思ったら到着した。
 相変わらず、時間に正確だ。
 さすがに朝の気温は低く、上着がないと寒い。
 次のバスは8時発なので、バスデポ前のベンチに座って時間を潰す。
 レストランがないので、スーパーで買っておいたクッキーと菓子で朝食とした。
 出発は、30分遅れの0830だった。
 それまでベンチに座って読書をして時間を潰した。
 出発時、待たせたお詫びだが何だか判らないが、今日の新聞をくれるようだった。全部で10人ほどが手を上げた。(ちなみに、満員状態であった)
 私の隣に座った見るからにアル中の陽気なアイルランド人(困ったなぁ、と思ったけど、席の都合でしかたがなかったのだ)も新聞をもらったのだが、そのまま私にくれた。
 マリナーズは昨日は負けたようだ。
 バスは、人が満載なだけでなく、荷物も満載で、コンテナをひとつ引いて走っているくらいだ。
 隣りの自称アイルランド人は、盛んに話しかけてきていて、私は面倒だったので、「日本人で英語が出来ない」を繰り返していたのだが、ついつい、途中で話につっ込みをいれてしまい、話に巻き込まれていった。はっきり言ってまわりの乗客はみな迷惑していた。ナイフまで出してくるし。(すみません、私も負けじと腰に付けた2本のナイフ(ビクトリノックスとレザーマンツール)を出し、サムライは2本の刀を持っている、なんて話を盛り上げてしまいました)
 それでも、話の内容は2割くらいしか判らなかった。
 昼飯はまともなものを食うぞ、と誓っていたのだが、メニューの意味がさっぱり判らず(デニーズは写真があって頼みやすかったなぁ)、簡単に挫折して、カフェのテイクアウトコーナーでターキーサンドとホットコーヒーを買った。6.10ドルだった。
 話し好きのおじさんは、昼過ぎにいなくなった。
 我々はトイレのすぐ近くの席だったのだが、おじさんは10分おきくらいにトイレに行っていた。アル中ではなくヤク中だったかも知れない。
 それはさておき、食べたらやたら眠くなり、頻繁に昼寝。
 乗客が半分以下にまで減ったので、シートを2つ使って爆睡してしまった。
 気がつくと、バスは湖畔に建つカフェの前に停車していて、18時過ぎだった。
 1.25ドルでコーヒーをテイクアウトし、湖を少し眺めたあと、バスに戻る。
 コーヒーを飲みながらスナック菓子を食べると、ようやくすっきりしてきた。
 外はまだまだ明るい。それなりに雲が広がってしまったが。
 道は、山間を流れる川に沿ってすすんんだ。
 標高は1,000mくらいなのだが、北に位置するからだろう、森林限界点の雰囲気だ。
 バスは、1930頃にMONCHO LAKEを見下ろす展望スペースに5分ほど停車した。上空をフロートを装備した小型機が通りすぎ、なかなかいい感じ。
 小型機といえば、さっき止まったカフェの横に飛行場があったのだが、滑走路は幅10m程の砂利道にしか見えなかった。
 その後も、バスは時々停車したが、菓子のせいか食欲が沸かなかったので特に食事はせず、寝たり起きたりを繰り返し、やがて一日が終わった。


ドーソンクリーク、バスデポ


車内は混んでました


サンドイッチ、だよなぁ


グレイハウンド