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6月19日 −新門司港−福岡−対馬島
定刻5:00に新門司港入港。
予約してあった乗り合いタクシー300円に乗ってJR門司駅へ。そこからは5:27発の普通電車で博多駅へ向かう。1,430円也。
天候は曇り。少し朝靄。
旅は駅弁でしょう、と思って期待していたのだが、そんなに朝早くから売店が開いているはずもなく、とほほと空腹をかかえて原稿を書く。
新門司港入港
門司駅からの普通電車はとってもキレイで快適
博多へは、7時前に到着。早速駅弁「かしわ飯(大)」(660円)を買って食す。
うーむ、外した。鳥独特の臭みがぁ。。。。
気を取り直して、福岡空港まで歩くことにした。地下鉄の駅で2駅。
今回、新たに「ポケナビ」というハンディGPSを持ってきているので(以前ここに登場していたガーミン38Jは随分前に壊してしまっていた)、その実力も試したかったのだ。
曇り空でやや蒸し暑い中、45分歩いて福岡空港第一ターミナル着。対馬行きの飛行機は、市街から最も遠いターミナルなので注意が必要だ。また、以前来た時と違い、国際線ターミナルが滑走路の反対側に新しくできていた。これもサミット効果!?
搭乗手続きを済ませたあとは、ひたすらやることがない。原稿を書いたり読書をしたりして過ごした。
現在9時。PHSからアップロードします。
博多駅では山傘の準備も
着陸進入コース下に道が。意外と静かね
飛行機の出発ロビーに、福岡空港内でしか飲めないという、「飛港醸」というビールを見つけた。330ml瓶入りで500円。味は濃厚なのだが、独特の異様な香りが気になった。お試しあれ。
また、朝食べた「かしわ飯」というのが、博多駅への途中にあった折尾という地方の名物であることが判った。そうか、そういうことなら許す。(をいをい)
飛行機は、定刻を少し遅れて離陸。乗客は70%くらいの入りだった。
対馬空港に到着し、ありがちな空港の観光案内所を探してみたのだが、そんなものはどこにもなかったばかりか、島内の案内パンフレットもなかった。この島は一島一市町村ではないので、そういうものが準備されにくいのかも知れない。
空港のバス停に行くと次のバスがすぐやってくることが判った。ところが、その行く先である赤島が、手持ちの地図を探してもみつからなかった。
到着したバスの運転手に地図を見てもらい、ようやく目的地が判明した。
うん、悪くない。
12:09、10人程の乗客を乗せた(空港から乗ったのは私ひとりだったが)バスは、静かに発車した。
天候は晴れ。
青い海、青い空、て感じでバスは走る。
終点に着く頃には、乗客は私ひとりになっていた。
赤島とは、対馬島から沖島、赤島と、橋で繋がれた小島だった。
バスが終点に着くと、運転手さんが、これを最後に戻りのバスはないと教えてくれた。国道まで6km戻れば別の方面へのバスがあるという。さらに運転手さんは、国道まで無料で乗せて行ってもよいと言う。(ちなみに空港から赤島までで1,070円)
別に急ぐ旅でもないので、それはお断りしてバスを降りた。この運転手さんと話し込んだことが、後でとんでもないことを引き起こすことになるとは!
バス停から岩場の海岸へ出、写真を撮りながら(フィルムの方)散策を開始した。
ほどなくして、塩作りをしているおじさんと出会い、おじさんの小屋で話し込んだ。そこには、お客さんも来ていたのだが、その前で私は昼食を作って食べた。メニューは定番のインスタントラーメンとご飯である。
ここで、とんでもないことに気が付いた。デジカメがないのである。
頭をひねって考えてみても、どこで無くしたかが今ひとつはっきりしない。
確かなことは、空港の外のベンチにはあったということ。
塩作りのおじさんが空港とバス会社に電話をしてくれたが、見つからなかった。
ああ、なんたることか!
話は、ここで終わらない。
塩作りのおじさんの所に来ていたお客さんが、デジカメを探すために空港に送っていただけることになった。
お言葉に甘えて遠慮なく乗せていただく。
さらに、車内で「この島でシーカヤックを作っている方がいるはずなんですけど、ご存じないでしょうか」と問い合わせると、すぐに携帯電話で役場に問い合わせてくれた上に、空港の途中にあるキャンプ場等のアウトドア施設に寄っていただき、カヤックが出来るかどうか調べていただいた。残念ながら今の時期はやっていないそうで、また、やっていたとしてもシーカヤックではなく、オープンデッキのタイプだった。
さらに話は続く。
このアウトドア施設で、たまたま桜の害虫を調べに来ていた役場(美津島町役場)の方が、私を案内していただいている方とお知り合いで、紹介していだけた。
かなりわかりにくくなっているが、話をすすめる。
ここで役場の方と別れ、私たちは空港へ。
残念ながらデジカメをみつけることが出来なかった。しかたなく、空港の交番に遺失物の届け出をした。
さらに、私は車に乗せていただいて役場へ。
そこで役場の方がシーカヤックを製作している方を調べていただき、さらにはその場所まで車で送っていただいた。
なんということだろう。
バックパッカーにここまで力を貸していただけるなんて、感激である。
で、どうなったかというと、シーカヤック作りを手伝うことになり、しかも泊めていただいたのである。
寝たのは0時頃か?