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1月5日 西表島

 夜半から雨が降り出し、朝も降っていた。
 小降りになったので、8時頃テントを出てみた。
 曇っているが、雲は所々切れている。
 テントの中で原稿を書いた。
 ふと見ると、ひと組の男女がシュノーケリングを楽しんでいた。う゛う゛、羨ましい。彼らは10:30の船に乗るために帰っていった。

 コーヒーとホットケーキの朝食を食べていると、雨はあがった。
 テントをそのままに、浜を散策してみる。
 ルアーを投げてみたが、15分で飽きた。
 天候は雲が多めの晴れで、時々ぱらぱらと降る。
 11時を過ぎたのでテントを撤収し、集落へ向かった。途中、罠によって捕らえたという猪を解体している所を通りかかった。2月までの猟期で、多い人は40頭くらい捕らえるという。それくらい捕らないと、農作物への被害が多く出るらしい。
 港へ行き、水をもらって昼食を作った。作ったといっても、ご飯を炊いて、朝ふたり組のキャンパーからいただいた牛丼の素をかけただけだけど。
 食後は荷物の大半をそこへ残し、散策に出掛けた。ここには、旧日本軍の特攻船基地跡がある。
 そこや、学校辺りを散策して(学校からモデムの接続音が聞こえてきた時は少し嬉しかった)港へ戻っても、まだ15時前だった。船は17時までない。
 売店へ行ってみたら、留守で買い物出来ない。
 しかたないので、脇の休憩施設に座って原稿を書いた。

 売店脇は、あまりにも蚊が多かったので、港で釣りをすることにした。しかし、やっぱり15分で飽きる。ここにシュノーケリングセットと銛があれば、2時間でも突いていられるのに。
 で、読書して、陽が傾き始めた頃売店へ行って缶ビールを買い、飲みながら原稿を書いた。

 船は予定通り17:10に出航。
 ふたり連れキャンパーもソロチャリダー外人も今日だけ訪れた学校の先生旅人も一緒だ。
 外人は、祖内の郵便局近くにある素泊まり1,500円の宿を勧めてくれた。
 最初、行くつもりはなかったが、船が白浜の港に付き、商店で消毒用イソプロパノールを買い求めた後(これについては後述)、歩き出してみると、そろそろシャワーを浴びた方がいい段階にきていることに気が付いた。
 道中、外離島と内離島の間の海上へ沈んで行く夕日を眺め、祖内の海岸へ降りて行くと、件の外人がいて、Razorを面白がり、チョコレートをくれた。宿は、近くの高台にあった。海がよく見える。
 で、泊まることにした。
 偶然にも、午前中舟浮の海岸で泳いでいた女の子も宿泊していた。
 見たことある人だと思ったんですよ、とは、彼女の弁。
 海の見える縁側で、茜色から青、そして黒へのグラデーションを堪能しつつ、夕食を作って食べた。
 その後シャワーを浴び、縁側で泡盛を飲みながらこれを書いている。
 今日も星空が美しい。

 他の宿泊客と少し話をしたり、読書をしたりして、結局寝たのは23:30頃だった。普通の民家の部屋で3人部屋川の字布団敷き状態なので、足並みが揃わないと眠れなかったのだ。


キャンプした海岸


さばかれる猪。午後、港に頭だけが浮かんでいた


ここに特攻船があったのか!?


こういう施設はいいよね。子供図書館みたいなもの


美しい夕景