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1月4日 西表島


 昨日の酒が効いて、起きたら10時を過ぎていた。
 日差しのため、テントの中はサウナ状態。寝るときはあんなに寒かったのに。
 コーヒーとホットケーキの昼食をとり、原稿を書いてパッキングを始めたら、もう12時だった。
 やれやれ。
 買い物へ行くおっちゃんの車に同乗し、舟浮への船が出る白浜へは10分くらいで着いた。
 ちょうど舟浮から戻ってきた外国人4人組がいて、少し話をした。
 次の船は17:50だったので、買い物を済ませてテントサイトへ戻った。
 昼寝しつつ、読書。
 遅めの昼飯。(八重山そばの生麺を2食分食べた)
 テント撤収。
 15時過ぎにおっちゃんに白浜まで送ってもらって、うだうだしつつ、船を待った。
 山を歩いてきたバックパッカーもくわわり、ひたすら待つ。
 風が出てきて肌寒い。

 船は、キャビンはあるものの小型漁船程度の大きさで、30人以上の定員があった。
 舟浮までの料金は410円。
 出航を待っていると、夕日が内離島(地名です。うちぱなりと読み、今は無人島)の山並みへ沈んでいった。
 他に乗客が10人くらい乗っていて、そのほとんどが子供だった。私の持ってきたRazorに興味があるようで(目覚ましテレビという番組で見たと言うのだ)、値段等、少し話をした。ただし、舟浮集落に舗装道路はなく、防波堤のコンクリートの上で遊ぶしかなさそうだった。
 定刻17:50に出航した船は、予定通り7分で到着した。
 辺りは暗くなりはじめていた。
 港であったバックパッカーは以前もここへ来たことがあるそうで、集落の反対側にキャンプに適したいい浜辺があるという。
 いったんバックパッカーと別れ、私はただ一軒の商店へ。商店には公衆電話があった。ここでは携帯電話は使えない。
 商店では缶ビールを買った。店のおばあちゃんに、裏手の浜でキャンプかと聞かれ、そうだと答えると、他にもキャンパーがいることと、懐中電灯の有無、くれぐれもハブには用心するように言われた。
 闇が訪れつつある小道を15分くらい歩いて、浜へ出た。
 美しい。
 今日の午後から風が出ていたのだが、ここには全くなく、水面が鏡のように光っていた。
 先に到着していたバックパッカーと、それ以外に大型のテントが一組張ってあった。住人は、沖から小型漁船で現れた。一組の中年のカップルと外国人が一名。外国人は離れた所にテントを張っているようだった。漁船は乗客を降ろすとすぐに去って行った。舟浮の漁師なのだという。
 大型テントの方に、ダツという魚の切り身をいただいた。切り身といっても大きいので、キャンパーと分けても十分な量だった。
 夕食は、ご飯とスープと焼き魚。
 満天の星空で気分がいい。ただし、大型テントの方の情報では、あすの午前中は雨だという。漁師もそう言っていたとのことなので、間違いないだろう。
 夕食後はテントの前で星を眺めつつ、泡盛を飲みつつ、本を読んだのでありました。
 寝たのは21時半頃か?


舟浮集落へは白浜港から行ける


舟浮港


集落の案内板。人口48人で、素泊まり民宿一軒。学校もある


テントサイトの浜。いいっしょ