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まとめ

 今回はテストが主なので、それについて。

CASIO QV-10の使用感
 これは3,000円で最近手に入れたもので、もちろん完動品である。
 従来はFIJIFILMのDS-8を使用していたのだが、携帯端末をパワーブックからWinCE機のカシオペアA-55Vに変えたために端末で画像のリサイズが出来なくなった。そのために、640x480という撮影画像をそのまま送信しなくてはならず、写真の枚数を減らす必要があった。
 QV-10は320x240というサイズで撮影されるため、リサイズしなくても画像が小さいので写真の送信枚数を増やすことができた。
 その、当初の目的については達成されたのだが、なにぶん旧機種のため、機能的には物足りなさを感じる。
 液晶は見難く、反応も遅い。
 液晶が見難いために、マクロモードになっていることに気がつかず撮影してしまったこともあった。
 単三乾電池が使えるのは良いのだが、バッテリーの持ちは悪い。特に、今回のようにケーブルによる画像転送をすると消費が早い。

ケーブルによる画像転送
 カシオペアとQV-10は、専用のケーブルで接続し、画像転送を行った。
 バッテリーの消費は上にも書いたが、転送速度が思った以上に遅くて苛々させられた。また、全部の画像を一括して送らなければならない点も不満。
 従来必要だったスマートメディアPCカードアダプターよりケーブルの方が軽くコンパクトなのは良いけど。
 転送された画像はカシオペアに標準装備されたソフトにより自動的にホームページ形式に変換される。自動的にHTMLファイルがぐちゃぐちゃ作成されるのだ。これをQTアルバムという。
 この機能、なんとかならないだろうか。画像だけを転送する方法を知っている方は教えて下さい。使うのは画像データだけなので、他をいちいち消すのは本当に面倒だ。画像そのものはJPEGで、カシオペアのポケットIEでも開くことができた。(DS-8の画像はJPEGのはずなのにポケットIEでは開けない)
 カシオペアに溜めた画像は帰宅後、PCカードアダプター&スマートメディア、フラッシュパス&スマートメディアによりFDDからMacに取り込んだ。

DDI Poket PHS-J80
 予め磐梯町での使用は可能なことが調べてあったが、まさか細野ママキャンプ場で使えるとは思わなかった。そこは桧原湖にあるキャンプ場の中でも奥の方で、ホテル等の観光施設がある場所から最も離れているといってもいいくらいの場所なのだ。
 ちなみに、NTT DoCoMoの携帯は繋がるものの切れまくりで、PHSの方が安定して通話可能という珍しいポイントだった。
 64Kによる画像通信についての不満は全くない。
 QV-10の画像なら、一枚あたり10秒くらいで送れてしまうのだ。これなら、以前のような写真主体のページにしても問題ないかも。ただし、QV-10からカシオペアへの転送がネックになってしまうが。(こちらの方が遅いのだ)
 ソフトについては、WceFtpが素晴らしい。最近またバージョンアップしたようで楽しみである。

雨もいいものだ
 結局晴れ間は望めなかった今回の旅だったけど、まぁ、それもいいでしょう。
 日に日に色づく木々を眺めながら、雨音をBGMにタープの下でワインを飲みながら七輪で暖めた鍋をつつく、というのもオツなものですよ。

 今回のテストで装備の利点弱点は確認できた。来月も同じシステムでいく。読んでね。