個性的な清流、砂鉄川
水質は申し分ないです。
特に上流部は、水深2mくらいありそうな淵の底に群がる魚が観察出来ました。
ただし、概ね浅く、ファルトの限界でしょう。ポリ艇の方が断然楽しめます。
げい鼻渓の堰を過ぎると、水はいったん濁り、臭いもありましたが、2kmくらい下ると、普通のレベルになりました。透明度はかなり落ちますが。
出発してしばらくは、狭い渓谷をぬって川は流れます。
川幅は、せいぜい5mくらいでしょう。
ブラインドになっているコーナーもあり、そういう先に倒木があったりして、注意が必要です。しかも、この区間には道も民家も全くなく、砂の狭い河原以外は上陸が不可能(上陸しても民家に辿り着けない)なので、十分注意して下さい。
鳥は沢山いますが、大東町のパンフレットによると、全国からハンターが集まってくるそうなので、カモ類には、下手に近づかないほうがいいと思います。
カワセミが沢山いました。
魚は、これでもか、というくらいいましたが、釣り人は皆無でした。鮎は解禁前ですし。
上流部では、艇の上からモリで突けそうなくらいでした。ここまで魚影が濃い(しかも上から見える)川は、他に知りません。人が入り込めないからでしょうね。
河原は重い砂で、かき回してもあまり濁らず、キラキラと光を反射してすぐに沈みます。
朝は、河原の砂に染みた朝露が光を浴びて湯気を上げていて、美しかったです。
列車旅
出発時のガラガラ(キャスター)によるトラブルはあったものの、概ね快適でした。
最後、東京駅から新宿御苑駅までの間、大荷物でご免なさい、状態でしたが。(17時前なのに混んでました)
新幹線は、往復自由席でしたが、艇のザックをシートの上に置いても問題ないくらいガラガラでした。途中検札もありませんでした。
ローカル線である北上線、大船渡線は、学生の通学に合わせて運行されているらしく、車内は学生でいっぱいです。視線に耐えるように。
ファルトボート旅
今さら語るまでもないですが、快適です。
艇については、問い合わせをいただきますので、以下に解説してみました。
ファルトボートって何?
組立式のカヤックです。
カヤックとは、カヌーの一種で、腰から下が覆われるタイプの艇です。普通、カヌーと言えば、オープンデッキタイプのカナディアンカヌーを想像される方が多いと思いますが。
値段は?
一人乗りの艇の場合、15万円〜30万円くらいでしょうか。
私が使用しているのは、カナダのフェザークラフト社のKlight+という製品で、30万円近くします。
http://homepage1.nifty.com/faltboat/
で、詳しく解説されている方がいますので、ご覧になって下さい。
構造は?
アルミのフレームを船体布で包んだ構造が基本で、フレームには、木やファイバーポールを使った製品もあります。
重さは、13kg〜20kgくらいでしょうか。
艇以外にも、パドル、PDF(ライフジャケット)などが必要で、各2万円くらいします。
初めてみようかな、という方は、ご連絡いただければいろいろアドバイスしますよ!