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10月18日 屋久島4日目
7時起床。
台風一過の青空が広がっていた。
これはいい。今日の目標ポイントを改め、一気に縄文杉へ到達し、高塚小屋宿泊を狙う。
今日の朝も電話を使わせてもらうことになっていて、今日の分と合わせて昨日お金を渡しておいたのに、主人(ユース用語でペアレントと言うらしい。なんか馬鹿みたいだ)は留守で、事務所にも鍵。ヘルパーでは事務所は開けられず、言付けもなし。むっ。
朝食をとり、さぁ、出発、と思って自転車をチェックしたら、どうもおかしい。走行中から気にはなっていたのだが、後輪側ブレーキが開放してくれないのだ。後輪といえば、ワイヤー交換や振れ取りなど、出発前に自転車屋に整備してもらった箇所だ。
自分で再調整するのに時間を要し、結局出発したのは8:45だった。ただし、ブレーキの方は前より全然使いやすくなっている。
実は、自転車、相当ガタがきていて、ディレーラーは時々異音を発っするし、チェーンは、もう3回も外れているし、屋久島へ来てからフロントハブ辺り(スポークか?)からも異音が聞かれるようになった。(だから下り坂でも恐くてカッ跳べない)
持てばいいんだけどなぁ。
走りだして1時間もしないうちに、千尋の滝と書かれた看板を見つけた。絵地図を見ると、すぐ近くのようだ。
で、また失敗することになる。
500m程坂を登ってから、体力温存のために自転車を残し、身軽になって徒歩で登ることにした。
しかし、行けども行けども全然着かない。遠くに展望台のような建物があり、まさかあそこまでは(モッチョム岳の登山道の一部だと考えていた)、と思ったら、まさしくそれ、というか、さらにそこから数百m先がようやく展望台だった。標高約300mである。疲れた。
帰りは、写真を撮っていた人にお願いして車に乗せてもらい、自転車まで送っていただいた。札幌からの旅行者だった。
なんだか一気にバテて、女の子ふたり連れのチャリにも抜かれる始末。(ただし、向こうは空荷だけど)
高塚小屋はあっさりあきらめ、弁当や明日からの食材を買い、屋久杉自然文化園の庭で食べた。
その後施設を2時間かけて見学し、14時過ぎに出発。今日は荒川分れと呼ばれる付近で寝るつもりだ。
現在、15:10、その8.3km手前の明星岳展望台でこれを書いている。風がかなり出てきた。
勾配がキツイ。水2.5リットルを含むフル装備は辛い。日暮れまでに着けるのやら。
で、結局日暮れ後の17時半に目的の荒川分れに到着。
電話(ここが最後の電話ポイント)があったのは、想像していたより全然いい小屋で、中で眠らせてもらうことにする。基本的には屋根だけの小屋なのだが、電話のある部分だけ囲われているので、そこの床を寝ぐらとした。
食事をし、明日の準備を少しし、満天の星空を眺め、寝たの21時頃だったと思う。
千尋の滝