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10月17日 屋久島3日目

 8時起床。同室の人も、もうひとりの宿泊客も出かけた後だった。
 一日何もしない日のつもりだったのだが、風はあるものの雨が止んでいたので、温泉に出掛けることにした。
 パン、牛乳、コーヒー、バナナ、ヨーグルトの朝食をとった後、ユースの一般電話を借りてデータをアップロード。
 9時半に徒歩にて温泉へ出発。
 途中時折小雨が降ったが、風がギリギリ傘をさせる程度で、そんなに濡れなくて済んだ。
 1時間半歩いて、尾久間温泉へ。
 入浴料は200円。結構混んでいた。
 それにしても、ここの湯は熱い。
 源泉と水が出しっ放しになっているのだが、気合入れても1分と入っていられない。意地で出たり入ったりを繰り返す。
 その間に他の入浴者と会話を楽しむ。
 ハシゴするつもりだったここから徒歩15分の屋久島温泉は、ここからの湯をパイプラインで引いただけで、その分向こうはぬるい、という情報も得た。おかげでハシゴする気がすっかり萎えてしまったが。
 湯から上がり、急いでバス停へ向かう。時間は先に調べてある。風が傘をさせない程になっていたのだ。
 しかし、11:18の大川方面のバスが時間になっても来ず、反対方向行きのバスが止まった。運転手の話によると、そのバスも次の尾之間までで運休するかも知れないとのこと。大川方面のバスもどうなっているか判らないという。
 運休の可能性も考えて、仕方なく歩き出す。
 後方からバスが来たら止めてやろうと、道の真ん中を歩く。全然車は走っていない。
 2つバス停をやりすごしたところで、ようやくバスが走って来た。30分くらい遅れているようだ。
 手を挙げて止め、乗り込む。聞くと、このバスを最後に運休するそうだ。
 約10分間、250円で、バス停はなかったけどユースの近くに降ろしてもらった。乗り込んだ時には他にひとりの乗客がいたが、私が降りた後、バスの乗客はゼロだった。
 予定より早くユースに戻って来たので、資料の整理をし、原稿を書いた。
 昼食は、いつものメニュー。
 レンタカーで出掛けていた他の宿泊者も、強風の為戻ってきて、ユースで食事をとるとのことだった。私は孤独に炊事場で食事なのだけれど。
 その後、特にやることもないので、ユースに残されたマンガ雑誌をひたすら読み続けた。
 外は、雨はそれ程でもないものの、風がものすごく、青少年旅行村に滞在している方々が心配だ。
 16時には読むマンガもなくなり、うだうだしていると、停電した。16:40だった。
 思いたち、入浴する。案の定、ボイラーは電気式で、蛇口から湯はでなかった。
 まだ明るいうちにと、17時半頃から夕食を作り始めた。
 炊事場はブロック塀で覆われ、天井は塩ビトタン張り、床はコンクリートなので異様に明るい。雨は吹き込まず、隙間風と突風が木々を舐める轟音だけで快適快適。
 メニューは、ご飯、マーボー豆腐、ビール、日本酒である。ひひひ。
 ただし、予想通りマーボー豆腐は食べきれなくて半分くらい残したが。
 停電は、18時半にいったん回復したものの、その後19時半頃まで点いたり消えたりを繰り返した。
 で、その後は、ユースに高級オーディオとCDコレクションがそろっている事を知り、消灯の22時まで堪能した後、寝たのでした。

尾久間(おくあいだ)温泉