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10月1日

 この文章は、奄美大島へ向かう飛行機の中で書いている。ああ、なんてこのIMは馬鹿なんだ! と、悪態をつきながら。(奄美大島が奄大島と変換されるし)
 それでも、400gを切るちっぽけなマシンで文章の入力やインターネットが出来るのは本当に有り難い。3kgのパワーブックとは比べる方が間違いだろうけど。
 それはさておき、今朝は4時起きでした。飛行機が羽田を6時半離陸なんですよ! 奄美大島直行便はこれしかないから仕方ないんだけど。始発だろうと思っていたのが、上には上がいるもので、6時20分発のANAが始発でした。ひょええ。
 家からは、徒歩7分で地下鉄丸の内線の新宿御苑駅なんだけど、地下鉄では始発に乗っても間に合わない。で、小雨降る中自転車でJR新宿駅まで行き、そこで自転車を輪行袋にパッキングして山手線に乗りました。
 それにしても、その荷物の重いことといったら!
 50m歩くごとに小休止。階段は2往復。おかげでへろへろです。羽田空港駅からはカートが使えると思っていたんだけど見あたらず、モノレール改札の係員に聞いたんだけど、あらかさまに無視。ああ、この国は旅人に冷たい。ずるずる荷物を引きずってカウンターに。
 厳重な荷物チェックとボディチェックを受け(コルセットしているので、金属探知器に反応してしまうのだ)
 ほとほと疲れた。ああ、寝たい。
 とはいえ、私は高いところも苦手なら飛行機もだめで、もう50回以上は飛んでいるというのに、ちっとも慣れないのだ。緊張しているのか眠れないし、実は、トイレに立ったことすらないのだ。フライト時間が6時間もあった時ですら行きたくならなかったのは不思議だったけど。
 オーディオ装置すらないMD-81は、定刻をやや遅れて奄美空港に到着した。なかなか奇麗な空港だったが、荷物の受け渡し場所の床に5センチくらいの蟹がいたのには驚いた。海上空港だからなのだろうか。珊瑚礁埋め立ててウラメシヤ、とか。(同じく海上空港である長崎空港は、蟹の這い入る隙間なく、という感じだったけど)
 天候は晴れ時々曇一時雨という、南国お馴染みの状態。晴ベースはありがたいのだが、とにかく暑い!
 雨は、出発準備中に土砂降りがきたが、出発後は、降っても合羽を着るほどにはならなかった。だいたい2時間おきくらいで5分ほどパラパラと降る。
 空港で準備していると、タクシーの運転手が話しかけてきて、地図をくれた。こういった現地情報は本当にありがたい。
 結局出発出来たのは10時近くで、まず北の「あやまる岬」に向かった。
 漕ぎ初めは軽登山靴に長パンだったのだが、30分もしないうちに道の脇で短パンとサンダルに着替えてしまった。車がほとんど通らないので、パンツ姿も、まぁ、いいでしょう。
 時々自転車を止めて調整を繰り返し、5kmの道のりを1時間かけて「あやまる岬」到着。
 うーん、南の島だぁ!
 島の北の外れまで行きたかったのだが、今日はウォーミングアップなので無理をせず、名瀬市へ向かうことにする。
 岬から空港まで、海沿いにサイクリングロードが整備されていたので、戻りはそこを通ったのだが、このコースは自信を持ってお薦め出来る。これぞ奄美大島、という感じの海岸線が続く。時間が許せばしばらく干潟で遊んで行きたい所だった。
 後ろ髪引かれる思いでエッチラオッチラ名瀬を目指す。
 途中の雑貨屋で食料と水分を補給しようとしたんだけど、どういう訳かどこも鍵がかかっていてやっていない。しかし、その謎はすぐに解けた。近くの小学校で運動会があり、そこに人が集まっていたのだ。
 私もしばらく見学し、郷土芸能風の踊りを堪能させていただいた。
 結局その集落では買い物できず、次の集落でパンと飲み物を仕入れることが出来た。
 頻繁に休憩を挟みつつ、名瀬へ向かったのだが龍郷町役場近くの「どうくさぁや館」という保養施設で停滞することにした。疲れが予想以上に出てしまったのだ。
 風呂に入り、結局15時まで、1時間半くらい停滞した。和室で少し寝るつもりだったのだが、テレビ見始めた人がいたので、原稿を書いた。
 その後、名瀬へ向かったのだが、もうかなりへろへろ。腰の調子も今ひとつ。
 結局、名瀬に着いたのは16時過ぎ。ダイエーでの買い物&パッキングに意外に手間取り、市役所の観光課に行ったけど17:30頃で当然クローズド。
 港で10/4に乗る予定の村営船「としま」のことを調べようと思ったんだけど、ターミナルにあたるものは一切なし。近くの釣具店で聞いてみたら、「ああ、いつもその辺から出てるよ」ということで、いきなり行って乗るものらしい。
 陽も暮れてしまったので、今日はこの辺りでキャンプすることにする。前述の釣具店によると、「夏はその辺でキャンプしている人がいるよ」ということで、港の中にテントを張った。念のため釣をしている人何人かに聞いて見たのだが、「土砂運搬船の方じゃなかったらいいよ」とのことだった。
 近くにISDN公衆電話もあるし、と思ったら、PHSが使えた。
 奄美空港でのタクシー運ちゃん情報は確かだった。島内でPHSが使えるのは名瀬だけらしい。携帯電話は全島OKだけど。
 じゃ、校正もしないで送るね。現在20:10。と思ったら、電波弱くて駄目だった。ISDN行ってきます。見れたらメッセージボード書いてね。こっちじゃわからんの。

サイクリングロードから撮った空港近くの海