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まとめ

祭った!
 で、各祭りごとの所感などを。

山形花笠祭り
 意外にこじんまりとしたお祭りでした。今回訪れた5祭りの中でも音量は最小でした。(これが祭りの規模を決める訳じゃないけど)
 山形の人たちは、「東北4大祭り」と言われることに抵抗があるそうで、あくまで東北は3大祭り。花笠は別物なのだそうです。一緒にされたくない、てか。
 観光客も参加できるのですが、輪になって踊る盆踊り風というか、熱く! という感じではないです。観る祭りでしょうか。
 その観るに関して、私が訪れた日は小雨が振ってしまって残念でした。

青森ねぶた祭り
 今年は涼しくて過ごしやすかったです。去年の暑かったこと!
 涼しいとはいえ、跳人は相変わらず熱いですね。ただし、今年は昨年に比べて警察官の数が多く、無茶する連中は減ってますが。
 鴉と呼ばれる人々は相変わらずいますので気を付けましょう。
 連が無茶苦茶になってしまうこともなく、見易く、そして体験しやすいねぶた祭りでした。
 このままどんどん企業色が濃くなってしまうのかなぁ、と、複雑ではありますが。

秋田竿燈祭り
 竿灯か竿燈か。竿燈が正式なんだそうです。
 私、誤解してました。このお祭りはショー的要素の強いものだと思っていたのですが、いやぁ、熱かったです。
 最終日ということもあったのでしょうが、それぞれが限界に挑戦しているようで、倒れるは燃えるはで、大盛り上がりでした。
 飛び入り参加も出来るようになっていて(わずか10分間ですが)、観光客もチャレンジできます。私には到底無理なので、すごすごと逃げてしまいましたが。子供用のでも筋肉痛必至でしょうね。とほほ。
 祭りが終わった後の清掃活動は素晴らしかったです。最も汚かったのは青森ねぶた祭りですが、最終日には奇麗にするのでしょうね。

高知よさこい祭り
 このお祭りは歴史が浅く(戦後のスタート)、完全な市民祭りです。その割には、全市を上げて、という雰囲気が希薄です。
 なんというか、集団文化祭というか、そんな感じです。
 主役は若者。そのあたりが微妙なのでしょう。ダンス甲子園とは言いませんが、それに近いものはあります。
 連によって踊りも音楽も全く違うため、観光客が参加するには、予め練習する必要があります。観光客は市民憲章連に参加するのが一般的のようです。
 音楽について言わせてもらえば、よさこいを全く感じさせないもの、ひたすらサンプリングしているもの(著作権をクリアしているのか疑問)など、おいおい、というのも多々ありました。
 優秀な連は、金のかけかた違うな、とも。
 でも、参加している若者たちは生き生きしてていいですね。

徳島阿波踊り
 今年から、昔ながらの乱舞を復活させようと、中央公園に自由に踊れるスペースが用意されました。他の会場は、例年通り道の両側にスタンドが設けられるスタイルでした。
 私は、中央公園の会場にずっといて、他の会場は移動のさいに少し観ただけですが、やはり、中央公園の会場が楽しかったです。ただ、この中央公園会場、面白いことに、市民に浸透していなかったんですね。乗ったタクシーも、そんな所で踊りあるの? と言われる始末。初日のことでしたが。
 どうやら、他の会場と中央公園会場は運営団体が違うらしく、そのあたりも関係してそうでした。
 私は、絶対中央公園会場をお薦めします。観光客が参加しやすいですし、連を極々間近で観られ、時には混じることだって出来てしまいます。(観客席のある会場で踊るには、「にわか連」に参加する必要があり、集合時間が決められている。中央公園の方は、はっきり言って適当。教えるのが好きなおじちゃんが、随時踊りを教えている)
 ただ、来年も中央公園で行われるか判りませんが。(無茶苦茶混んじゃったりして)

日本に夏祭りありき
 博多追い山傘を含めれば、今年は6ヶ所の夏祭りを体験しました。
 地元志向の強いもの、観光に力を入れているもの、などなど、それぞれに地域の特色が出ていて面白かったです。
 祭りを楽しむには、いかにその祭りと一体化するか、ということに尽きると思います。体力勝負であったりもするのですが。
 各方面、あたたかく迎えていただいた地元の方々に感謝いたします。
 さぁ、祭ろう!(11月には海外の祭りをお伝えする予定です)