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8月4日 渡鹿野島

 早朝、荷物を満載した旧型マーチ号(嫁から借りた)は、三重県の志摩市の外れの公園の駐車場で、朝日に焼かれていた。
 あぢーあぢー。
 延々下道を走ってきたのだが、午前3時過ぎに睡魔に負け、仮眠していたのだ。
 今回は、三重県の銚子川(尾鷲市近く)に遊びにきたのだが、その前に、以前から気になっていた渡鹿野島へ寄ることにした。
 渡鹿野島は、売春島などと紹介されることも多く、情報そのものが少ない。
 うちにある、古いシマダスによると、周囲6km。人口は500人ほど。

 前日に買っておいたパンでテキトーに朝食を済ませ、公園のトイレで身支度を整えて再出発。
 島の南の船着き場(地名としては、和部かな?)には、9時過ぎに着いたような気がするのだが、駐車場がよくわからず、右往左往。
 人は居なかったけど、奥の駐車場らしきスペースに車を止めた。戻ってから金を払えばいいだろう。

 船待ちは、10人ほど。(駐車している間にいなくなっちゃったけど)
 地元民らしき人が数名と、海水浴装備のファミリー。

 船に時刻表はないようで、テキトーに出港する。
 シーズンだからか、ひたすら往復しているようである。
 料金は片道150円。5分もかからないで、対岸、つまり渡鹿野島の港(中央桟橋というのかな?)に着く。


すぐ近くに、島が見える。商業地、住宅地は南側に集まっている。


ゴミは、船で運ばれてきていた。


車椅子は、なんと船室外に固定されていました。気持ち良さそうというか、怖いというか。


島へ向かう船内。乗客は私ひとり。こんな朝っぱらから、ウエストポーチとキックスケーターの装備で島へ行く、つーのは、妙なヒトに見られたかな。

 島に到着。
 ひとけはない。
 とにかく暑いノダ。
 この日は、各地で猛暑が記録され、岐阜県下呂市の金山で38.6度を記録。名古屋でも36.4度だった。油断したら死ぬで。(笑)
 それはともかく、港近くの「開発総合センター」へ。
 案内パンフでもないかと行ってみたのだが、「ここは地元民のための施設なので」ということで、入り口でお引き取り願われてしまった。式根島の「開発総合センター」は、観光客でも無料で使えるインターネットに接続されたパソコンが置いてあったりもするのだが、各地域、取り組みは様々である。
 「開発総合センター」は、もともと地元のためのものなので、渡鹿野島としては、当然の判断なのだが。

 あぢーよー、と、ファミリーにも最適な「わたかのパールビーチ」へ。
 トイレ、シャワー等、施設も充実。


10時過ぎは、こんな感じでした。12時頃には、ファミリーを中心に20人くらい居ました。

 キックスケーターで散策を続けます。
 相変わらず、人に出会いません。
 大型宿泊施設もあるのですが、夜の宴会が中心なので、従業員は午前中は寝ているのでしょう。


高台から、住宅密集地を撮影。ビルはどちらも大型宿泊施設。対岸は、和部の船着場。


山あいの、怪しげな施設。白い手すりの先にはアーチがあって「わくわくランド」と書かれていた。半ば森にのまれていたけど。


展望代から、的矢湾を望む。余談だが、写っているキックスケーターのタイヤは新品である。2001年8月に、カナダのホワイトホースで2組買った(2ドルくらいで投げ売りされていた)うちの、最後のひと組である。(バックナンバーもよろしくね)私のキックスケーターの総走行距離は、数百キロだろうなぁ。


保育園は、現在閉鎖中のようである。学校は無く、渡し船で的矢へ通っているらしい。


島の北部、的矢への渡し船乗場。南側の中央桟橋と違って、全くひとけがない。写真右の板を動かすと、対岸から見えるから、船が迎えに来てくれるらしい。道路扱いになっていて、料金は無料。道路扱いで無料の渡しといえば、岐阜市内(岐阜といえば私の故郷ですね・笑)の長良川「小紅の渡し」も同様だけど、あそこは大声で対岸の船を呼び寄せてるなぁ。


「笑門」と書かれた飾りを付けた玄関をアパートも含め多く見かけました。土地の人に声をかけられたら教えてもらうつもりでしたが、結局、誰も声をかけてくれなかったので、解らず仕舞。戻って調べた結果、三重県内では、一年中しめ縄をつけていたり、「笑門」等の木札を付ける地域があるようです。お伊勢さんの影響でしょうか。

 中央桟橋へ戻り、近くの商店で飲み物を買い、ひと休み。
 食事をしたかったのですが、スナック系の飲み屋ばかりで(もちろん営業はしていない)、フツーの食堂が発見出来ず、12時過ぎには、来た船に乗って、和部側へ戻ってしまいましたとさ。