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評 宮嶋 康彦


北村浩司
始めまして。初めて投稿させて頂きます。
少し前の作品ですが、結構気に入っている2作品です。
どういう評価になるのかは予測もつきませんが、えいっ、送ってしまえ。
(作品は保護フィルタ(UV)の上からワセリン様のものを塗って撮影したものです。)

 うーむ、これは、沢山見てみないと判らないですねぇ。効果を狙った写真でしかない、という印象を受けます。何を撮ろうということが明確ではないし、何を撮るかという以前に、このように撮ろうという効果を狙っている。内面的な何かをソフトなイメージで表現しようという意図があったのかも知れませんが、この枚数ではそれが伝わってきません。またまた撮ったうちで1枚か2枚気に入ったものがあったから、というのには無理があります。ある自分の回答を得るまで、とことん撮って欲しいです。



北村浩司

町の毛細管


 これは、可能性として、あります。木村さんは、ここに着目している訳で、おそらく50枚見せられても、こういう写真なんだろうと思います。そこに期待したいです。ただ、形にこだわっているような印象を受けます。自分のフレーミングの中に窓を作って、そこから覗いているような感じでしょうか。その窓を取り払う必要があります。窓をつければつける程、世界が狭くなってしまいます。このテーマとしては、このタイトルは適切ではない気がします。もっと言葉と格闘する必要があるでしょう。「町の毛細管」を撮るんだ、というのは吐露しないで、偲ばせておく方がいいでしょう。このテーマで撮っていくのは面白いです。毛細管の先端はどうなっているのかな、とか、こちらも興味がわきました。